土のつぶろぐ

土の粒々から世界を考える!(ある土壌科学者チームの挑戦)

研究と社会

「温暖化と土壌有機物の分解」についての研究がプレスリリースされました

8月26日に僕らの研究のプレスリリースを行いました。遅ればせながら、報告します。正式には「温暖化により土壌有機物の分解速度がどれくらい加速されるか、その要因を解明ー地球温暖化予測の精度向上に役立ちます」というタイトルで、農環研のHPから見られま…

やっぱり子供は泥遊びが好きだった! アウトリーチ活動の報告

夏休みを取っていた訳ではないのですが、かなりブログをさぼってしまった。。気を取り直して、書き始めます。 私達の研究プロジェクトでは、「国民との対話」という活動が推奨されています。つまり、税金で行われている専門的な研究(その内容や成果)を一般…

研究者と論文#3(「何歳なら論文何本」という考え方)

論文と若手研究者の評価・雇用について、もう少しつぶやくことにします。 研究職の公募に応募するとき、あるいは国の特別研究員に応募するときなどに、「何歳なら(あるいは博士号取ってから何年なら)、論文を何報は出しておかないと、まず通らない」という…

研究者と論文#2(論文の数と質、若手の生き残り戦略)

論文のお話の続きです。 アメリカではPublish or perishと昔から言われているように、論文を出さない研究者は消える(職を得られない、職が維持できない)のがさだめで、日本でも(昔は違ったようですが)現在の任期付きの研究者が置かれている状況は同じで…

次世代の研究者を育てるためには?

今日からブログ更新のギアチェンジ。週一回を目指します! トップバッター粒蔵です。 いきなり、土とも粒とも無関係ですが、遅ればせながらiPS細胞の山中さんネタで。大発見というだけでなく、山中さんのこれまでの挫折を含めた研究人生、周りへの感謝の念、…