粒の詩
こんばんは、粒子です。
今日はお天気も良く、街路樹の紅葉がとてもきれいでした。
こんな美しい秋の日は、人を詩人に変えてしまうのですね。
火山灰土壌の分散に立ち向かう、全ての人にささげる詩をつくりました。
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「凝集する粒」
あぁ 黒ボク土よ
火山灰からできた土の粒よ
なぜ おまえはそんなに凝集するのか
超音波の振動にも耐えて
短距離秩序構造が
金属腐植複合体が
おまえを駆り立てるのか
分解しろ!
ナノメートルのドメインまで
再構築しろ!
サブミクロから生態系まで
おまえは底しれぬ時間軸を包み込み
果てしない階層構造に命を育む
私はおまえの一粒々を見たいのだ
だから分散しろ
ひとまず完全に分散しろ!
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詩的な秋の一日は過ぎてゆくのであります。
終わり。